和秋建設新社屋計画
地域に根付いた工務店の新社屋計画。木造2階建、もと和菓子屋さんの建物の改修となります。
場所は和歌山市内。小規模な店舗、事務所、住宅などの建物が混在している地域で、地方都市によく見られるような
あまり特徴が感じられない街並、風景に感じられました。
「この建物から街並をつくっていこう。」
これからの街並の指標となるような、そのような建物をつくりたい考えました。
元々の片流れ屋根の南側2/5程度の解体し、屋根を掛け替え、びおソーラーのパネルを載せています。
平入の切妻屋根の建物とすることで、建物高さを低く抑え、建物の佇まいを整えることができました。
工務店の理念に基づき、地元の良質な紀州熊野材を使い、耐久性、メンテ性にも優れ、環境にも配慮した建物を目指しました。
各所仕上にはできる限り自然素材を使い、作り手の顔が見え、木や人のぬくもりが感じられる建物としています。
今後、この地域に馴染む建物が計画され、魅力的な街並が形成されていくことを心から願っています。
所在地:和歌山市
種別:改修
用途:オフィス
構造:在来工法 地上2階建
写真:長岡写真事務所(2枚目)