蝉の季節②
蝉の季節の続きです。
この情報が必要な方がどれほどおられるのかわかりませんが、羽化を成功させるコツをまとめておきます。
前情報として、長年土の中で過ごした蝉の幼虫は、夕暮れ時になると、羽化するため地中から出てきて、木などを登り始めます。たくさん蝉がいる公園などに採りに行ってみましょう。
・夏の暑さにもよりますが、7月中が幼虫が多くおすすめ。今年は7/20くらいがピークだったような気がします。
・18時半くらいのまだ明るいうちに採りに行くことをおすすめします。理由は次の通り。
・19時でも19時半でもいいのですが、遅すぎると幼虫は木のだいぶ上まで登ってしまっているからです。
・もうひとつかなり重要なことなのですが、すでに羽化の準備を始めてしまっている可能性があります。
・動きが鈍くなっている幼虫や、すでに動きが止まっている幼虫がいたら、そっとしておいてあげましょう。
・そんな幼虫を採って帰ってきたとしても、しっかりと壁につかまることができず、落ちてしまうか、
羽化の途中で力尽きて死んでしまいます。どうも殻を破って出てくるのにかなり力が要るようです。
・採ってきたら、登りやすようなざらっとした壁の床に近いところに掴まらせてあげましょう。
羽化する場所を求め、登り始めます。試したことはありませんが、網戸が登りやすいようです。
・落ちてしまうことがあるので、床にクッションなどを置いてあげましょう。何度も落ちることがありますが、
またそっと壁に掴まらせてあげてください。
ざっとこんなところでしょうか。幼虫が動きを止め、羽化する準備を始めたら、あとは見守るのみ。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。夏休みの自由研究にも最適ですね。
2023年08月10日 | その他